講演情報

[14p-K305-13]周回プラズモンモード励起に伴う増強近接場における光学キラリティの波長依存性

〇伊知地 直樹1、石田 拓也1、森近 一貴1、大上 能悟2,3、立間 徹1、芦原 聡1 (1.東大生研、2.理研、3.インペリアル大)

キーワード:

プラズモニクス、光学キラリティ、円偏光

プラズモニックナノ構造に円偏光を照射することで一方向回転プラズモンモードを励起し、近接場において観測される光学キラリティの増強メカニズムを研究した。共鳴波長を同じくする相補的なdisc構造とhole構造において観測された顕著な波長依存性の差は、入射光に対する増強近接場の位相遅延特性を導入したモデル計算によって説明できることを示した。