講演情報

[14p-K305-14]非回転対称ポンデロモーティブレンズの球面収差

〇上杉 祐貴1、小澤 祐市1 (1.東北大)

キーワード:

電子光学、収差補正、ポンデロモーティブポテンシャル

高強度のレーザー光を電子ビームと同軸に配置すると、回転対称な電子レンズ作用が得られる。これをポンデロモーティブレンズといい、近年に走査電子顕微鏡を使って実証された。本研究では、レーザー光を電子ビームと直角に配置する、非回転対称な電子レンズの特性を調査した。その収差特性は、光学ではシリンドリカルレンズ系に、電子光学では四極子レンズ系に相当する。幾何光学に基づく考察により、非回転対称なポンデロモーティブレンズを使って、球面収差補正が達成できることを明らかにした。