講演情報
[14p-K503-3]HfO2/ZrO2ナノラミネート薄膜の結晶化過程におけるZrO2最表面層の重要な役割
〇高久 理名1、女屋 崇2、喜多 浩之1,2 (1.東大工、2.東大院新領域)
キーワード:
原子層堆積法、HfO2系強誘電体薄膜、ナノラミネート薄膜
HfxZr1-xO2 (HZO)薄膜の強誘電相は準安定な直方晶(O)相であると考えられている。また,原子層堆積(ALD)法によりHfO2とZrO2層を交互に成膜したHfO2/ZrO2ナノラミネート膜において,各層の膜厚や成膜順序,界面・表面の構造がO相の出現に重要な役割を有する可能性が報告されているが,どの因子が支配的か十分に明らかになっていない。本研究では,HfO2/ZrO2ナノラミネート膜の界面・表面の役割を明確化することを目的とし,最表面ZrO2層の重要な役割を解明した。