講演情報
[14p-K507-15]Ⅰb型ダイヤモンド表面におけるナノメータースケール摩擦発光の検出
居上 健太1、西村 龍生1、播田 虎太郎1、〇影島 賢巳1 (1.大阪電通大工)
キーワード:
摩擦発光、Ⅰb型ダイヤモンド、音叉型水晶振動子
Ⅰb型ダイヤモンド結晶の表面に、ナノメータースケールで振動する水晶振動子を大気中で接触させ、発生する可視発光の光子を光電子増倍管で検出した。水晶振動子の振幅を変化させていくと、振幅が0.6 nmp-pを超えると検出される光子数がバックグラウンドから有意に増加した。この振幅が、接触点の滑り運動の始まる閾値であると考えられる。振動子の振幅速度が極大となったタイミングで多くの光子が発生している様子も観測された。