講演情報

[14p-K507-8]超音速分子ビームを用いたSi(111)-(7×7)表面と塩化メチルの反応過程解明

〇安藤 雅晃1、牧野 隆正1、津田 泰孝2、吉越 章隆2、岡田 美智雄1,3 (1.大阪大院理、2.原子力機構、3.大阪大放射線機構)

キーワード:

Rochow-Müller反応、ケイ素、塩化メチル

シリコーン合成反応に使われるジメチルジクロロシランは、CH3Cl/Si/Cuの3体が関わる複雑な触媒反応で得られる物質であり、反応選択性を高めるために素過程を理解することが重要である。超音速塩化メチル分子線をSi(111)-(7×7)表面へ照射した状態を放射光Ⅹ線光電子分光法で測定したところ、CH3Cl/Cu系と異なる反応を示した。発表では、より詳細に吸着過程を議論する予定である。