講演情報
[14p-P10-23]ルテニウムの Area Selective Atomic Layer Deposition に関する研究
〇奥川 昭悟1、ラーマン ガギ タウヒドゥル1、横川 凌1,2、雨宮 嘉照2、寺本 章伸1,2,3 (1.広大先進理工、2.広大 RISE、3.広大 HiSOR)
キーワード:
半導体、成膜、ルテニウム
近年の半導体集積回路は、微細化技術の発展によりその性能 の向上を達成しており、今後さらなる微細化に向け技術の発展が求められる。現在、先端集積回路の配線層には銅(Cu)が使われているが、拡散を防ぐためバリアメタル(TiN, TaN)が必要である。微細化によりその割合が増加することで、抵抗が増加する課題が生じている。そこで近年、バリアメタルを必要とせず、微細領域でも低抵抗を維持できるルテニウム(Ru)が注目されている。一般にRuの成膜には ALD (Atomic Layer Deposition)法が用いられている。特に表面を吸着可能な成長面 と不可能な非成長面に分けて、成長面のみ成膜が進むという選 択成長技術であるASALD (Area Selective ALD)が検討されている。本研究はRuのASALD成膜について検討を行ったので報告する。