講演情報
[15a-K205-9]小鼓膜と胴の接触を考慮した膜振動モードに関する研究
〇山下 佳也1、田野 直輝1、松谷 晃宏1、田原 麻梨江1 (1.科学大)
キーワード:
楽器音響、小鼓、張力
本研究は,膜張力と小鼓音の関係を明らかにすることを目的とする.小鼓は2枚の膜と胴を麻紐で組み立てた膜鳴楽器である.膜胴間の接触状態が膜の振動モードに与える影響に着目し,膜胴間の圧力分布と圧力による振動モード変化に関する実験とシミュレーションを行った.結果として,膜胴間には張力方向に圧力が増加する圧力分布が存在することと,膜胴間の圧力によって,基本振動周波数が変化することがわかった.