講演情報

[15a-K301-9]二次元モアレ超格子の偏光分解分光およびマッピング

〇(D)浦野 裕斗1,2、田母神 唯3、谷口 尚2、渡辺 賢司2、張 文金3、田村 亮2、宮田 耕充3、小澤 大知2、北浦 良1,2 (1.北大総化院、2.NIMS、3.都立大理)

キーワード:

二次元半導体、バレートロニクス、量子操作技術

近年、物質のバンド構造中に現れるバレーを操作するバレートロニクスが盛んに研究されている。その舞台の一つとして、遷移金属ダイカルコゲナイドが挙げられ、特にこの系では偏光によってバレーの重ね合わせ状態が作れることが知られている。しかし、その重ね合わせの寿命は極端に短く、我々は重ね合わせの寿命延長を目的にモアレ超格子を用いることを考えた。今回手始めにモアレ超格子にてバレー重ね合わせ状態の検出を試みた。