講演情報

[15a-K307-4]ホウ素, リン同時ドープシリコンナノ結晶分散溶液の塗布によるリチウムイオン電池負極の形成:充放電特性のドーピング濃度依存性

〇是方 佑斗1、杉本 泰1、藤井 稔1 (1.神戸大院工)

キーワード:

リチウムイオン電池、シリコンナノ粒子、電極材料

シリコンは高い理論容量と低い動作電位からリチウムイオン電池負極材料として注目されるが、体積膨張による構造破壊が課題である。我々は、直径10 nm以下のシリコンナノ粒子にホウ素とリンを高濃度ドーピングし、表面を安定化させることで充放電特性を向上させた。今回は高容量と高安定性の両立を目的として、シリコン系ナノ粒子のホウ素とリンのドーピング濃度と充放電特性の関係と電極表面の構造評価結果について報告する。