講演情報
[15a-K404-3]Push-Pull型ケルビンプローブ法装置による液体中の電位分布評価
〇(M2)地引 遥人1、深川 弘彦2、石井 久夫1,2,3 (1.千葉大融合、2.千葉大先進、3.千葉大MCRC)
キーワード:
ケルビンプローブ、ケルビンプローブフォース顕微鏡、インピーダンス分光
ケルビンプローブ(KP)法は、大気・真空中で固体の仕事関数測定法として広く用いられる手法である。しかし、KP法を液体中に適用したときの特異な信号電流については理解されていない点が多い。我々は、この特異な信号を変位電流とその遅れ成分の実電流に分離する「位相分離KP法」を提案し、それが可能な独自の測定装置を開発した。本公演では、特異な信号電流が反映する液体中の電位分布に関する情報を解析した結果を報告する。