講演情報
[15a-K406-10]量子ビット制御に向けた250 A/cm2プロセスによる低消費電力単一磁束量子スタンダードセルの開発
〇田中 雅光1、北川 佳廣2,3、佐藤 哲朗2,3、山本 剛2,3 (1.名大工、2.日本電気、3.産総研)
キーワード:
超伝導体、単一磁束量子、クライオエレクトロニクス
極低温で高速なディジタル回路を構築できる超伝導集積回路は,量子ビット近傍での信号処理を可能にし,より大規模な集積が可能になると期待される.我々はこれまでに,臨界電流密度を低減した作製プロセスにより,回路動作に必要な電流を減らし,同時に駆動電圧を下げることで,消費電力を大幅に低減化した単一磁束量子(SFQ)回路の研究を進めてきた.今回はセルベース設計を行うために開発したスタンダードセルについて報告する.