講演情報
[15a-K502-7]高線量場モニタリングに向けたCs2O-BaO-P2O5ガラスセラミックス近赤外発光シンチレータの開発
〇宮島 渓太1、西川 晃弘1、加藤 匠1、中内 大介1、河口 範明1、柳田 健之1 (1.奈良先端大)
キーワード:
シンチレータ
溶融急冷法によりNd添加Cs2O-BaO-P2O5ガラスセラミックスを作製した。サンプルは近赤外領域においてNd3+の4f-4f遷移に由来するシンチレーションを示した。線量率応答特性を調査し、6–6000 mGy/hの線量範囲において良好な線形応答を確認した。検出下限は3.5 mGy/hであった。これはNd:BGOやNd:CsI (検出下限60 mGy/h)といった有名単結晶シンチレータにNdを添加した材料よりも優れていた。