講演情報
[15a-P05-12]腎機能マーカーを検出するためのFET型バイオセンサーの作製と評価
〇(M1C)日後 太一1、山名 一生1、広藤 裕一1、廣芝 伸哉1、小池 一歩1 (1.大工大ナノ材研センタ)
キーワード:
バイオセンサー、腎機能マーカー、拡張ゲート電界効果トランジスター
本研究では,慢性腎臓病の早期発見に役立つ拡張ゲート(EG)FET型バイオセンサーの開発を目指している。腎臓病指標である尿素窒素を検出するため,尿素と反応するウレアーゼという酵素を生体適合性の高い絹フィブロインを用いて拡張ゲート電極へ固定化した。試作したセンサーは,被検液中の尿素の濃度変化に対して可逆的に電圧が応答した。妨害物質に対する影響は小さく,尿素に対する選択性が高いことも明らかになった。