[15p-K201-1~8] 応用物理の交差点：ガラスとレーザープロセスの新展開

15:10 〜 15:40

[15p-K201-5] ガラスの秩序構造と物性

〇小野 円佳¹ (1.東北大工)

キーワード：

ガラス、秩序構造、光学特性

シリカガラスには何もない空隙が多数存在し、レイリー散乱損失に大きな影響を与える。ガラスを高圧凍結すると空隙が縮小し散乱損失を大幅に抑制できる。空隙はX線散乱で約8 Åの秩序構造ピークとして観測され、高圧下でピークの消滅が観測された。この秩序構造は光学特性だけでなく、熱伝導率にも寄与すると考えており、結晶基板を用いて秩序構造を制御できることもわかってきた。