講演情報
[15p-K209-9]二次元自己集合化能を有するプロペラ分子を用いた鉄セレンとの挿入複合体形成と超伝導特性
〇吉江 遼大1,2、森 啓太2,3、片瀬 貴義2,3、庄子 良晃1,2,4、福島 孝典1,2,4 (1.科学大化生研、2.科学大物質理工、3.科学大フロンティア研、4.研科学大ASMat)
キーワード:
鉄系超伝導体、挿入複合体
FeSeを母体とする挿入複合体は、超伝導体であり、層間距離とTcに相関があることが知られている。一方、挿入された有機分子とFeSe層との相互作用や、その超伝導特性への影響については未だ明確ではない。そこで本研究では、超伝導特性における構造–物性相関を明らかにすることを目的に、高秩序な二次元集合構造を形成するプロペラ型分子である三脚型トリプチセンとFeSeとの挿入複合化を試み、それらの構造と超伝導特性について調べた。