講演情報
[15p-K304-1]多層グラフェン赤外光源を用いた顕微赤外分光法の開発
〇樋口 祐士1、乗本 真吾1、小勝負 純1、山田 純平2、朝日 透3、牧 英之2,4 (1.日本分光(株)、2.慶大理工、3.早大先進理工、4.慶大スピントロニクス研究センター)
キーワード:
多層グラフェン赤外光源、顕微赤外分光法、高感度化
顕微 FT-IR は、高空間分解能測定における光利用率の低下が課題であった。本研究では、微小発光面を有するグラフェン熱光源を用いた顕微赤外分光法を開発した。グラフェン熱光源とセラミック光源を用いて、同等の測定部位においてポリスチレンフィルムの測定を行った結果、グラフェン熱光源はセラミック光源と比較して、SN 比が約20倍向上した。