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[15p-K307-10]ハーフ・ホイスラー合金TiNi1-x-yCoySn (0 ≤ x ≤ 0.1, 0 ≤ y ≤ 0.05)のP型熱電特性

〇(D)山崎 航佑1、金 泰均1、中津川 博1 (1.横国大理工)

キーワード:

ハーフ・ホイスラー、P型熱電特性、TiNiSn

本研究はP型熱電材料TiNi1-x-yCoySnのZT増大を目的にNi組成比を減少させて(x≠0)試料の作製を試みた. 試料はアーク溶解とその後の熱処理を用いた. 熱電特性の測定は80 ~800 Kの範囲で測定した. 測定結果より, xの増大に伴いρは減少した. また, 一定のxまでは|S|が維持されたことから出力因子の増大が見られた. 化学量論組成(x=0)で作製した時よりもZTの増大が見られたことから一定のNi組成比の減少(x≠0)がZT増大に有効であることが分かった.