講演情報
[15p-K309-2]高Q値Siマイクロリング共振器を用いた狭帯域相関光子対の生成
〇(DC)安井 翔一郎1,2、稲葉 智宏1、西 英隆3,4、鍜治 怜奈2、足立 智2、Xuejun Xu1、眞田 治樹1 (1.NTT物性基礎研、2.北大院工、3.NTT先デ研、4.NTT NPC)
キーワード:
マイクロリング共振器、光量子メモリ、相関光子対源
量子中継器の実現に向け,光量子メモリ(QM)やもつれ光子対源が盛んに研究されている.我々は,狭い光子受け入れ帯域幅(<400 MHz)を有する希土類イオン添加結晶を用いたQMに適用できるもつれ光子対源の作製を目指している.今回はSiマイクロリング共振器構造を最適化し,光子対スペクトル帯域の狭帯域化を目指した.その結果,80万のQ値を実現し,生成した光子対の帯域幅は265 MHzとなり,Q Mに適用可能であることが明らかになった.