講演情報
[15p-K309-7]中赤外と可視領域における偏光量子もつれ光子対の生成
〇(D)廣田 晴哉1、田中 耕一郎1 (1.京大院理)
キーワード:
量子相関、非線形光学、赤外
近赤外領域では、周波数がほぼ縮退した光子もつれの生成、制御、検出に関する研究が成熟し、数多くの実用的成果が得られている。一方、中赤外(MIR)と可視領域のように大きく周波数が異なる量子もつれ光の生成や検出技術はまだ発展途上である。今回は、PPSLT結晶におけるType-Ⅱ位相整合条件を利用した自発的パラメトリック下方変換(SPDC)過程により、MIRと可視領域での偏光量子もつれ光子対の生成を実現した。