講演情報

[15p-K506-4]外部磁場による磁気光学BICメタ表面の輻射場の偏光制御

〇高 思源1、陸 広泰2、岩本 敏2、太田 泰友1 (1.慶應理工、2.東大先端研)

キーワード:

磁気光学、メタ表面、連続体の束縛状態

連続体の束縛状態(BIC)は、放射連続体の中に埋め込みながらも損失のない特異な状態であり、基礎物理と応用物理の両面で大きな注目を集めている。フォトニック結晶やメタサーフェスに見られるBICモードは、さまざまな摂動(磁気光学(MO)効果を含む)によって放射性の疑似BIC(quasi-BIC)モードへと変換可能である。近年、MO効果を利用してBIC状態を制御し、スピン軌道ロックされたキラルBICやMO誘起BICを実現する研究が進んでいる。しかしながら、MO効果による疑似BICモードの偏光状態制御については、まだ十分には検討されていない。本研究では、外部磁場の方向によって疑似BICモードの偏光状態を連続的に操作できるMOメタサーフェスを検討する。