講演情報
[15p-P02-9]MCP-PMT用ランプアップ電源の開発
〇長谷川 寛1、森下 浩志1、岡田 隆光2、石橋 正二郎3 (1.浜松ホトニクス、2.三菱電機D&S、3.海洋研究開発機構)
キーワード:
光電子増倍管、マイクロチャンネルプレート、電源
MCP-PMT(Micro-Channel Plate Photomultiplier tube)は、カソード(photocathode, PC),電子増倍(Micro-Channel Plate, MCP),陽極(Anode)から構成される。MCPは、高利得, 高速応答の特徴を有する電子増倍部である。MCPの増倍率を、周期的に一定の比率で増幅させる電源(ramp up power supply unit, RAPU)を開発した。実験の結果、MCP-PMTを 400 nsの時間幅で、増幅率を1x103から1x 106まで変化させることができた。 RAPUは、PCゲートによって、指定のMCP-PMTの電子増幅率を50kHzで得ることができる。