講演情報

[15p-P12-32]ZnO薄膜のリチウムイオン電池用セパレータの保護膜への応用

〇吉野 賢二1,2、宇都 大樹1、永岡 章1,2、安井 伸太郎3 (1.宮大工、2.宮大GX研究センター、3.科学大)

キーワード:

酸化亜鉛、リチウムイオン電池、セパレータ

近年、リチウムイオン電池の普及の背景で、発火・爆発の事故が報告され、安全性を向上させるためリチウムイオン電池内部のセパレータにAl2O3 やSiO2 などのセラミックコーティングを施すことが多く報告されている。セパレータの保護膜は絶縁体であり、セパレータ全体の抵抗が増加しないこと、セパレータは高温で変形するため低温プロセスでのコートが求められる。我々はこれまでにジエチル亜鉛(DEZ)によるスプレー熱分解法によりZnO膜の低温成長を報告している[1]。本研究では、この低温コートプロセスを用いて作製したZnO膜がセパレータの保護膜として使用可能であるかを検討した。
[1] K. Yoshino, et al. Jpn. J. Appl. Phys. 50 (2011) 040207-1-3.