講演情報

[16a-K403-3]水素化アモルファス炭素膜のレーザ接合時に生じるプラズマの発光分析

〇長谷 嘉琉1、奈良 千尋1、青野 祐子1、平田 祐樹1、大竹 尚登1、赤坂 大樹1 (1.科学大)

キーワード:

アモルファス炭素膜

水素化アモルファス炭素(a-C:H)膜のレーザ接合メカニズムを明らかとするため,接合過程で生じるプルームプラズマの発光を分析した.結果,C2に起因する435, 465, 516, 552 nm付近のピーク,C+に起因する392.4, 407.0, 426.7, 513.7, 588.8, 615.1, 645.9, 657.6, 723.6 nmのピークが確認できた.同時に,NとOの発光に帰属できる744, 777 nm付近のピークも確認できた.これらの事から,a-C:H膜のレーザ接合では膜および近傍が一時プラズマ化され,これらが再結合する事で接合される事が示唆された.