講演情報

[16a-P03-4]円偏光散乱法における円偏光解消の粒径分布の影響

〇(M1)江角 朝登1、西沢 望1 (1.北里大理)

キーワード:

円偏光、光学生検、光散乱

円偏光を生体組織に入射すると、主に細胞核によって散乱され、偏光状態は徐々に解消される。偏光解消の強さは、粒径と波長の比に強く依存するため、適切な波長を選択し、散乱光の偏光状態を測定することで細胞核に関する情報を得ることができる。これまで、散乱粒子の径は均一であると仮定して、偏光解消の計算を行ってきたが、より現実に近づけるため、細胞核の粒径分布を考慮し、偏光解消へ与える影響を調べたので報告する。