講演情報

[16a-P07-11]Auプラズモニック結晶固有状態の多光子光電子放出

〇豊澤 剛1、久保 敦1、福本 恵紀2 (1.筑波大物理、2.高エネ研)

キーワード:

表面プラズモンポラリトン、プラズモニック結晶、光電子放出

近年、プラズモニック構造を利用した光電子放出の研究が進み、新たな電子線源やホットエレクトロン生成への応用が期待されている。本研究では、金三角格子プラズモニック結晶(Au PlC)のエッジ/バルク部からの多光子光電子放出の増強を観測し、格子定数による作用スペクトル制御や寿命延伸を示唆した。さらに、TR-PEEM実験でエッジモードの共鳴波長付近におけるコヒーレンス寿命を解析し、5~28 fsとAu局在表面プラズモンの典型値を超える延伸を確認した。