講演情報

[16p-K101-5]グラフェンにおける表面増強ラマン散乱の水素アニール効果

〇(M2)衡 彦君1、田川 由悟1、唐 超2、吹留 博一2、佐藤 昭2、尾辻 泰一2、内野 俊1 (1.東北工大工、2.東北大通研)

キーワード:

グラフェン、表面増強ラマン分光法、バイオケミカルセンサ

先に、表面増強ラマン散乱(SERS)を利用したバイオセンサーとして、グラフェン上に作製したELISAについて報告した。しかし、プラズモン共鳴による増強電場が弱いため、感度が低いという欠点があった。そこで、グラフェンSERS基板を350℃以上の高温で水素アニールしたところ、金属ナノ構造のSERS基板を凌駕する高感度が得られた。今回は、グラフェンにおけるSERSの水素アニール効果について調べたので、その結果について報告する。