講演情報
[16p-K103-11]感度と速度を極めた中赤外画像診断による革新的プラズマの創出
〇稲田 優貴1 (1.埼玉大工)
キーワード:
放電プラズマ、プラズマ計測、レーザー
電子密度と電界は、大気圧非平衡プラズマの一である大気中ストリーマ放電の物理・化学反応を支配する重要な要素である。しかし、ストリーマ放電の高速進展性などの困難さゆえ、電子密度・電界が測定できる技術は皆無であった。そこで本研究では、赤外フェムト秒レーザーの波長と波面を極限制御することで、ストリーマ放電の電子密度と電界が同時に、世界トップ性能より2桁優れた感度と速度で連続可視化できる統合的システムの開発に取り組んだ。さらに活性種生成を支配する電子密度と電界をセットで測定したことで、新活性種とそれに起因した新反応経路の存在を明らかにするなど、長らく未解明であった活性種生成メカニズムの一端を解明した。
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