講演情報

[16p-K203-8]強相関酸化物を用いたスピントランジスタ

〇⼤⽮ 忍1,2、遠藤 達朗1、中村 葵1、田中 雅明1,2 (1.東大院工、2.東大スピンセンター)

キーワード:

強相関酸化物、スピントランジスタ、磁気抵抗

Spin MOSFETは不揮発記憶を可能とするトランジスタで、次世代デバイスとして期待されている。しかし、強磁性体と半導体の界面制御の難しさから、磁気抵抗(MR)比は1~10%にとどまっていた。我々は強相関酸化物である(La,Sr)MnO3を用いて、そのナノ領域に酸素欠損を導入することにより形成した半導体チャネルをもつSpin MOSFETを作製し、140%の大きなMR比を実現することに成功した。