講演情報

[16p-K404-8]非発光性ペンタアザフェナレンを高効率発光材料へ転換する分子設計

〇保田 悠花1、志津 功將1、田中 啓之1、梶 弘典1 (1.京大化研)

キーワード:

有機EL、熱活性遅延蛍光、禁制遷移の許容化

TADFやiST(S1-T1のエネルギー準位が逆転した状態)を示しうる母骨格としてアザフェナレン骨格が注目を集めている。しかしながら、アザフェナレンはその高い対称性からS1-S0遷移が対称禁制であり、発光効率が極めて低いという課題があった。本研究では、ドナー・アクセプター置換基を導入することで対称性を低下させ、禁制遷移を許容化することで、高い発光効率を示すペンタアザフェナレン誘導体を開発した。