講演情報

[16p-K501-11]小型核融合装置から生じる中性子が水晶振動子振動数に及ぼす影響

〇大川 博司1,2、高橋 武1,3、遠藤 慧一1、原田 歩武1、椎名 柔1、西 惠未1 (1.HSU未来産業学部、2.ミオヤエナジー(㈱)、3.(株)エイチアールオー)

キーワード:

小型プラズマ核融合、中性子、水晶振動子

慣性静電閉じ込め式核融合(IECF)は,主に小型中性子源としての実用化が期待されている.我々は,線形IECF装置性能を研究する一方,この装置から放出する中性子束密度を5×102cm-2s-1程度に調整し,放出される2.45MeVの中性子を厚さ40㎜のポリエチレンブロックに通して熱中性子としてから水晶振動子に照射した.100秒から1000秒間の照射前後の,振動数と中性子照射量との間に相関関係は見出せないものの,いずれも7Hz未満変化していた.