講演情報

[16p-K507-2]イオン散乱による自由流動液膜の特性分析

〇土田 秀次1、吉田 大洋1、濱 宏太1、Kien Nguyen1、間嶋 拓也1、斉藤 学1 (1.京大院工)

キーワード:

液膜、イオンビーム分析

MeVイオンビームと液体の相互作用に関する研究は、粒子線がん治療におけるBragg Peak領域での放射線分解の解明や、イオンビームを用いた気液界面の分析など、多くの応用研究に関連している。このような研究を行うには、真空中に液体標的を作成する技術が必要である。本発表では、液体の厚さを数百nmに調整できる液膜を作成する新しい技術について、ラザフォード後方散乱を用いて測定した膜厚の結果を示し、液膜の特性について考察する。