講演情報

[16p-K507-8]14N(α,p0)17O NRAでの参照試料を用いた入射エネルギー確認方法の検討

〇松野尾 尚子1、齋藤 正裕1 (1.㈱東レリサーチセンター)

キーワード:

RBS

14N(α,p0)17Oを使ったNRA(Nuclear Reaction Analysis, 核反応分析)は薄膜中のNを高感度で定量できるため、RBSの弱点を補完する方法として産業界で活用されている。この反応の断面積[1]はFig.1に示すようにピーク状をしているため、正確な定量には入射α粒子のエネルギーの正確さが必要になる。エネルギーを確認する方法としては16O(α,α)16O等を利用するのが一般的[2]であるが、これらの方法はエネルギーを走査するため手間がかかる。そこで我々は14N(α,p0)17O測定で走査せずにエネルギーを確認する方法を検討したので報告する。

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