講演情報
[16p-P04-18]高沸点両親媒性溶媒を用いた成膜と一軸延伸処理によるポリフッ化ビニリデン薄膜の構造制御と強誘電特性評価
〇小柴 康子1,2、菅 咲来1、堀家 匠平1,2,3、舟橋 正浩1,2、石田 謙司1,4 (1.神戸大院工、2.神戸大先端膜工学セ、3.神戸大環境セ、4.九大院工)
キーワード:
有機強誘電体、両親媒性溶媒、延伸処理
強誘電高分子であるPVDFには数種の結晶相が存在し、強誘電体として使用するには、最安定構造である常誘電相のⅡ型結晶相から強誘電相であるⅠ型結晶相への構造制御が必要である。PVDFの構造制御に関しては、これまで様々な研究例が報告されているが、我々は成膜時に使用する溶媒に着目した。高沸点両親媒性溶媒を用いて成膜したPVDF膜の強誘電特性評価を詳細に行うとともに、一軸延伸処理前後の特性を評価した。