講演情報

[17a-K102-6]Mgを触媒とする低温黒鉛合成

〇(M1)滝 耕太朗1、内野 隆司1 (1.神戸大理)

キーワード:

黒鉛合成、触媒黒鉛化、二次元層状化合物

黒鉛は通常,コークスを3000℃で数か月間加熱して合成される。この製法は大電力を消費し,環境への負荷が大きい。本問題解決のため,溶融金属からの過飽和炭素の析出を利用した,低温黒鉛合成法が開発されている。しかし,この手法には,金属の除去が困難,黒鉛化度が低いという課題がある。我々は,活性炭にMgを11%添加した混合粉末を放電プラズマ焼結することで,活性炭の黒鉛化が1300℃で進行することを見出した。