講演情報

[17a-K303-11]気水界面放電とラジカル生成に及ぼす接地電極配置の効果

〇松浦 寛人1、関 林1、朝田 良子1 (1.大阪公大)

キーワード:

水面放電、接地電極、放電維持電力

大気圧下で生成された非平衡プラズマは溶液状のサンプル中に様々な化学活性種を生み出 し、細胞の不活化や成長促進を引き起こすことがすでに報告されている。プラズマジェット生成にヘリウムを使う方法が最もよく知られているが、生成されたプラズマのサイズは小さく、生成コストも高い。しかし、針電極と接地電極の間に誘電体である水を置き、交流 (パルス) 電源を用いると水面上に誘電体バリア放電を起こすことができる。この水面放電で生成されたプラズマは水中の微生物や化学物質の処理に用いることができるが、水中の接地電極が副反応を起こす恐れがある。本研究では、接地電極を水容器の下部に移して放電に対する影響を調べた。