講演情報
[17a-K306-6]スピン判定論理として抽出型多数決論理を用いたイジングマシンの演算特性
〇粟屋 康輝1、米本 亮哉1、島田 萌絵1、趙 宇1、白樫 淳一1 (1.東京農工大)
キーワード:
イジングマシン、組合せ最適化問題、イジングスピンモデル
近年、組合せ最適化問題を高速に解くための計算機として、室温・大気下で動作可能な量子インスパイアード型イジングマシンが注目を集めている。今回は、スピン判定論理の一つである抽出型多数決論理(E-MVL)の演算特性について検討を行った。E-MVLはスピン間結合を意図的にスパースにすることで系の揺らぎを導入し、そのスパース割合Psを制御することで基底状態を探索する。本研究では、SK modelに対し、CPU上に実装したE-MVLとSAを用いて基底状態探索を行い、近似解への到達確率Ptargetを用いて両者の演算特性を比較検討した。