講演情報

[17a-P01-2]BNT-BT系非鉛圧電バルクセラミックスとその粉砕粉体での相転移挙動の相違

〇(B)溝口 叶人1、Kim Sangwook1、王 壮鍇2、上野 慎太郎2、藤井 一郎2、押目 典宏3、大和田 謙二3、和田 智志2、黒岩 芳弘1 (1.広島大、2.山梨大、3.QST)

キーワード:

強誘電体、相転移

非鉛強誘電体のBNT-BTについてバルクセラミックスとその粉砕粉体で放射光粉末X線回折実験を行い,強誘電相転移温度相転移に伴う結晶構造の変化を調べた.バルク試料では不連続な構造変化を示した.一方,粉体試料では連続的な構造相転移をして,高温では立方晶に加えて正方晶成分も観測され,相転移温度が上昇しているように見えた.この相違を強誘電体の相転移温度が上昇した他の研究と関連付けて議論する.