講演情報

[17a-P02-4]散乱剤の添加により高い発光強度を実現するペロブスカイト量子ドットフィルムの作製

〇(M1)宮内 音緒1、大下 直晃1、森川 結策1、浅倉 聡2、柏木 幹文3、増原 陽人1,4 (1.山形大院理工、2.伊勢化学、3.日本ゼオン、4.山形大院有機シスセ)

キーワード:

ペロブスカイト、量子ドット、散乱剤

ABX3型ペロブスカイト量子ドット(PeQDs)は、色相制御の容易さ、高い内部量子収率(PLQY)等の優れた光学特性を有し、医療用途を含む広色域ディスプレイの色変換フィルムへの応用が期待されているが、人体に有毒な鉛が含まれるため実用化には課題を残している。本研究では、PeQDsフィルムに散乱剤としてTiO2を添加・分散することで、PeQDs濃度を低減しつつ、発光強度と青色光吸収率の向上に成功した。