講演情報
[17p-K402-8]脂質二分子膜のプロトン透過と残留有機溶媒の影響
〇吉馴 悠人1、本川 茉奈1、三木 陽介1、大嶋 梓2、山口 真澄2、部家 彰1、住友 弘二1 (1.兵庫県大工、2.NTT物性基礎研・BMC)
キーワード:
残留油、巨大ベシクル、イオン透過
生体膜模倣の反応場として幅広く利用されている巨大ベシクルは,有機溶媒を膜間に含む油水界面通過法や有機溶媒を含まないエレクトロフォーメーション法など様々な手法で作製が可能である.そこで本研究では他のイオンと比較して膜透過係数が大きいプロトンに着目し,有機溶媒の有無や種類によるプロトン透過性を調査した.その結果,残留有機溶媒によってプロトン透過やそれに伴う膜電位に大きく影響することが分かった.