講演情報

[17p-K406-1][第57回講演奨励賞受賞記念講演] クロスリンク型有機超塩基カチオン含有電解質の合成とカーボンナノチューブ熱電材料の電気化学ドーピング

〇西中 茉佑子1、小柴 康子1,2、衛 慶碩3,4、舟橋 正浩1,2、堀家 匠平1,2,3,5 (1.神戸大院工、2.神戸大先端膜工学セ、3.産総研ナノ材、4.筑波大院理、5.神戸大環境セ)

キーワード:

カーボンナノチューブ、熱電、有機超塩基

二環式有機超塩基(TBD)をデシル基で連結した「クロスリンク型有機超塩基ドーパント(2TBD-C10)」をカチオン化することで電解質を合成した。この電解質を用いた電気化学ドーピングにより、カーボンナノチューブ(CNT)の「空気、熱、湿度に対して安定なn型ドーピング」と「導入キャリア密度の最適化」の両立を実証した。特に熱電特性(パワーファクタ)は長時間にわたり変動せず、安定した値を保持した。