セッション詳細

[SY09]神経領域の臨床試験における多職種連携

2025年2月28日(金) 16:30 〜 18:00
第3会場 LIVE無/オンデマンド有(502)
座長:鈴木 啓介(国立長寿医療研究センター 先端医療開発推進センター)、中村 治雅(国立精神・神経医療研究センター 臨床研究・教育研修部門  臨床研究支援部) オーガナイザー:鈴木 啓介(国立長寿医療研究センター 先端医療開発推進センター)
神経疾患は難治性疾患の代表とされてきたが、昨今さまざまな薬物治療が臨床応用されており、そのイメージは変わりつつある。例えばパーキンソン病では、従来のl-dopaやドパミンアゴニストだけでなく、MAO-B阻害薬やCOMT阻害薬など多くの新薬が登場している。さらにはアルツハイマー病に対するレカネマブなど、単なる補充療法にとどまらない疾患修飾作用をもった新薬も相次いで上市されている。このような新薬の開発には臨床試験が必要不可欠であるが、神経領域の臨床試験においては有効性を評価する指標が定まっていない、進行が緩徐であるため介入期間の設定が難しいなど、他の領域にはないハードルが存在する。本シンポジウムではPI、CRC、生物統計家など様々な職種の方に登壇いただき、それぞれの立場から神経領域における臨床試験の特徴について講演いただくとともに、多職種連携がこのハードルを超える助走となりうるか徹底的に検討したい。

[SY09-01]PIの立場からみた神経領域の臨床試験

*勝野 雅央1,2、橋詰 淳2 (1. 名古屋大学大学院医学系研究科神経内科学、2. 名古屋大学大学院医学系研究科臨床研究教育学)

[SY09-02]CRCの立場からみた神経領域の臨床試験
〜認知症治験実施施設の現場から〜

*吉岡 まみ1 (1. 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター健康長寿イノベーションセンター)

[SY09-03]アダプティブ・プラットフォーム試験と多職種連携の重要性

*平川 晃弘1 (1. 東京科学大学 臨床統計学分野)

[SY09-04]プロジェクトマネージャーの立場からみた神経領域の臨床試験・臨床開発

*石塚 量見1 (1. 国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター 病院臨床研究・教育研修部門 臨床研究支援部)

[SY09-05]神経領域におけるRisk Based Monitoringはじめの一歩-研究リスクチェックリストを用いたリスク判定による支援体制-

*田中 誠也1 (1. 国立長寿医療研究センター 先端医療開発推進センター)

[SY09-06]治験や臨床試験における神経心理学検査の実施・評価の課題
心理職の立場から

*都河 明人1 (1. 東京医科大学 高齢総合医学分野)