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[LS04]【共催:TriNetX,LLC】グローバルな治験におけるリアルワールドデータの活用―TriNetX(トライネットエックス)の試み

2025年2月28日(金) 12:30 〜 13:30
第4会場 LIVE無/オンデマンド有(303)
座長:島村 明子(TriNetX, LLC)、若林 昭吾(TriNetX Japan株式会社) 演者・シンポジスト:島村 明子(TriNetX, LLC)、若林 昭吾(TriNetX Japan株式会社)
グローバルな臨床研究では治験の遅延が深刻な課題となっている。医薬品開発が希少・個別化の方向に進み、治験デザインが複雑化することで、被験者の確保が難しくなっている。結果として、治験の約9割が当初のリクルートメント目標を達成できず、一部は中断・中止に至る。対策として、選択・除外基準の見直しや患者負担の軽減策が講じられるが、これが遅延やコスト増大を招く。国際共同治験では、対象国や施設の追加が必要となることも多い。

こうした課題に対し、リアルワールドデータ(RWD)の活用が有効である。治験デザイン段階でRWDを分析することで、患者集積率を考慮した適切なデザインや実施国・施設の選定が可能となる。特に、FDAの多様性確保指針に沿った治験設計が求められる中、RWDとデータサイエンス、AIの活用が重要性を増している。本発表では、TriNetXの取り組みやRWDを活用した治験デザインのケーススタディを紹介する。

[LS04-01]グローバルな治験におけるリアルワールドデータの活用―TriNetX(トライネットエックス)の試み

島村 明子1、*若林 昭吾2 (1. TriNetX, LLC、2. TriNetX Japan株式会社)