講演情報

[本部企画-S1-2]応用(領域横断)研究部会に関するアンケート結果およびそこから読み取れること

*雨宮 怜1 (1. 筑波大学)
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<演者略歴>
筑波大学体育系・ARIHHP助教。博士(体育科学)。日本体育・スポーツ・健康学会若手研究者委員会委員。専門は体育・スポーツ心理学。アスリートのメンタルヘルスやその問題の予防・啓発を目的とした調査研究ならびに、アスリートへの心理支援法に関する効果研究を行っている。
日本体育・スポーツ・健康学会若手研究者委員会では、2024年3月から4月の期間において、「応用(領域横断)研究部会に関するアンケート」調査を実施した。
調査回答者は467名(女性=104名、男性=350名、平均年齢=44.03歳、SD±12.14)であり、調査の結果、テーマ別シンポジウムへの評価に関する平均点は4.84(SD±1.40)点、テーマ別研究発表への評価の平均点は4.52(SD±1.41)点であった(回答方法:1―7の7件法)。また応用(領域横断)研究部会の継続に対して、同意する程度に関する質問への回答の平均点は6.48(SD=2.59)点であった(回答方法:0―10の11件法)。さらに、記述式の質問への回答から、上記の応用(領域横断)研究部会の取り組みを評価している回答者は、他分野の専門家との交流や情報共有の機会の獲得を評価の理由として挙げている一方、否定的な評価を示す回答者は、議論やテーマの狭さや薄さ、発表時間の短さ、基礎的な内容となることを評価の理由として挙げていた。
本発表では、調査から得られた上記のような基礎的な情報に加えて、さらに詳細に分析した結果や、そこから読み取れる、会員の先生方が認識されている応用(領域横断)研究部会に対する期待や課題を紹介したい。

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