講演情報
[学校保健体育-SA-2]「外国につながる子どもたち」のよりよい理解のために国際社会学の視点から
*小ヶ谷 千穂1 (1. フェリス女学院大学)
<演者略歴>
一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位取得退学。日本学術振興会特別研究員(PD)、横浜国立大学教育人科学部准教授を経て2015年よりフェリス女学院大学文学部コミュニケーション学科教授。専門は国際社会学、国際移動論。主著に『フィリピン移住女性と複数のモビリティ』(有信堂2016年)、『国際社会学(改訂版)』(共編。有斐閣2023年)など。川崎市多文化共生推進協議会会長。横浜市母語支援サポーター(フィリピン語)
一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位取得退学。日本学術振興会特別研究員(PD)、横浜国立大学教育人科学部准教授を経て2015年よりフェリス女学院大学文学部コミュニケーション学科教授。専門は国際社会学、国際移動論。主著に『フィリピン移住女性と複数のモビリティ』(有信堂2016年)、『国際社会学(改訂版)』(共編。有斐閣2023年)など。川崎市多文化共生推進協議会会長。横浜市母語支援サポーター(フィリピン語)
日本の学校現場において、「外国につながる子ども」の存在が顕在化して久しい。文部科学省も日本語指導が必要な児童生徒」の数を発表しており、また教育課程における日本語指導や外部日本語教員の派遣など「日本語指導」の面では一定の制度化が進んでいる。また、地域社会と学校現場が協同しながら、外国につながる子どもたちの成長を見守る仕組みが生まれてきている地域もある。しかしながら、必ずしも「日本語能力」だけでは判断しきれない、外国につながる子どもたちを取り巻く課題は多様である。なぜ「外国につながる子ども」たちが増加し、それぞれどのような多様な現実(在留資格、国籍、家族関係、出身国との関係など)を抱えているのかについての、日本社会側からの想像力、さらには学校現場における理解は依然として十分とは言えない現実があるだろう。
本報告では、「外国につながる子ども」の現状とかれらをとりまく諸課題について紹介するとともに、これまで報告されてきた学校現場における「外国につながる子ども」の教育課題を整理することを通して、学校保健体育分野での共生教育の実現を目指される先生方との対話の場を作ることを目的としたい。
本報告では、「外国につながる子ども」の現状とかれらをとりまく諸課題について紹介するとともに、これまで報告されてきた学校現場における「外国につながる子ども」の教育課題を整理することを通して、学校保健体育分野での共生教育の実現を目指される先生方との対話の場を作ることを目的としたい。
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