講演情報

[競技スポーツ-SB-1]社会参加につながるスポーツのあり方の現状と課題

*山口 香1 (1. 筑波大学)
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<演者略歴>
筑波大学体育系・大学院人間総合科学研究科教授。柔道選手としてソウルオリンピックで銅メダルを獲得。全日本柔道連盟監事、日本オリンピック委員会理事、東京都教育委員会委員などを歴任。現在は、日本学術会議会員、日本サッカー協会常務理事などを務める。
2023年9月26日に、日本学術会議、健康・スポーツ科学分科会より「社会参加につながるスポーツのあり方」についての報告がなされた。本報告では、スポーツが持つ身体や精神への有益性に加えて、スポーツを通じて社会的弱者、さまざまな格差の下位にある人々、好ましくない環境に生活せざるを得ない人々などが、差別や孤独から解放され、社会とつながっていくための力となる可能性についても言及している。その一方で、本邦の現状をみると、未だ
スポーツの世界にも格差や差別が存在し、スポーツのへの参画や恩恵を全ての人々が享受できていない現実が存在することを指摘している。本報告書で示された、すべてのひとの社会参加につながるスポーツのあり方に関する現状と課題を整理し、本シンポジウムの議論の礎とする。

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