講演情報
[11教-ポ-29]創作ダンスの授業におけるイメージと動きの創出について
*中村 絵梨香1、宮本 乙女1 (1. 日本女子体育大学)
中学校学習指導要領解説(保健体育編)の創作ダンスの技能には「表したいテーマにふさわしいイメージを捉え,動きに変化を付けて即興的に表現することや,個性を生かした簡単な作品にまとめて踊ることができるようにする。」と記されている。矢島・三浦ら(1991)はイメージ表現のダンスでは、表現したい明確なイメージを持つことが身体の動きを導くことになると述べている。また、イメージ表現を中心におきながらも、表現したいもの(イメージ)と動きの関係が希薄で学習者の活動が停滞しがちである故に、学習者が創作ダンスの楽しさを味わうことができないといった問題があるとも述べている。
下釜(2013)や高野ら(2008)によるとグループ活動を行うことで、仲間から刺激を受けて、よりイメージが想起されやすくなったり、自然に表現があふれ出る可能性があったりすることがわかった。イメージは個人で捉える心の中の目に見えないものだが、創作ダンスでよく行われるグループ活動でイメージを共有することでよりよく動きが生み出されるのではないかと考えた。
そこで本研究では、創作ダンスのグループ活動に着目し、イメージや動きを仲間と共有し創造的に作品が生み出されていく過程を明らかにし、作品を創作する際のよりよいグループ活動やグループ活動指導への示唆を得ることを目的として、中学校の創作ダンスの授業を対象に、グループ活動中の生徒の動きと会話を記録し分析を行った。
下釜(2013)や高野ら(2008)によるとグループ活動を行うことで、仲間から刺激を受けて、よりイメージが想起されやすくなったり、自然に表現があふれ出る可能性があったりすることがわかった。イメージは個人で捉える心の中の目に見えないものだが、創作ダンスでよく行われるグループ活動でイメージを共有することでよりよく動きが生み出されるのではないかと考えた。
そこで本研究では、創作ダンスのグループ活動に着目し、イメージや動きを仲間と共有し創造的に作品が生み出されていく過程を明らかにし、作品を創作する際のよりよいグループ活動やグループ活動指導への示唆を得ることを目的として、中学校の創作ダンスの授業を対象に、グループ活動中の生徒の動きと会話を記録し分析を行った。
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