講演情報
[P-5-2]レクリエーションの場を提供し、入院生活中の座位行動を短縮させた症例
*川口 重幸1 (1. 社会福祉法人 緑風会 緑風荘病院)
キーワード:
レクリエーション、座位行動、入院生活
【はじめに、目的】
厚生労働省健康づくりの為の身体活動、運動ガイド2023における高齢者版推奨事項において、座位行動が長くなり過ぎないよう注意することが推奨されている。これを踏まえ動ける身体機能が残存し、認知機能も保たれているにもかかわらず、入院生活内で他患との交流がなく、1日の大半を臥床して過ごされていた2型糖尿病患者に対して集団で運動する場を作り、座位行動時間を短縮させる工夫を試みた。
【方法、あるいは症例】
80代女性で既往に2型糖尿病がある。リハビリ介入時では長谷川式簡易知能評価スケールは28点、Functional independence measure (以下:FIM)では運動項目81/91点、減点項目 階段3点、歩行5点、整容6点、清拭・入浴5点、歩行5点、移乗6点であった。また認知項目は33/35点 問題解決6点、記憶6点 共に修正自立の状態であり身体能力や認知面も比較的に保たれているものの1日の大半はテレビなどを鑑賞して臥床するなど屋内で過ごしていた。
【結果】
まず1日における臥床時間を減らす試みとして1日2回、午前、午後2回にわたり各60分間集団レクリエーションの場を提供した。この中では他患と会話し協力しながら行うプログラムなど、複数人の患者と接点を持つ内容となるよう配慮して行なった。併せて座位で行なう運動の中でもより活動的になるよう合唱やストレッチなどを取り入れた。
【結論】
単調な入院生活内では他者とのコミュニケーションをとる機会も少なく、どうしても座位行動は長くなってしまう。入院生活中の更なる廃用を予防する意味でも座位行動の時間は出来る限り短縮させる事は重要と考える。今回レクリエーションという場を提供したことで座位時間は短縮したが、実施メニューのマンネリ化防止やリスク管理にも配慮していかなければならない。今回の経験を踏まえこれからも臨床において、いかに座位時間を短縮させられるのか、いかに座位でも活動的に過ごすことが出来るのかを考えていくつもりである。
倫理的配慮:
【倫理的配慮】
なお、発表を行うにあたりご本人(ご家族)に口頭にて確認をし、症例発表以外では使用をしないこと。それにより不利益を被ることはないことを説明し、回答をもって同意を得たこととした。
厚生労働省健康づくりの為の身体活動、運動ガイド2023における高齢者版推奨事項において、座位行動が長くなり過ぎないよう注意することが推奨されている。これを踏まえ動ける身体機能が残存し、認知機能も保たれているにもかかわらず、入院生活内で他患との交流がなく、1日の大半を臥床して過ごされていた2型糖尿病患者に対して集団で運動する場を作り、座位行動時間を短縮させる工夫を試みた。
【方法、あるいは症例】
80代女性で既往に2型糖尿病がある。リハビリ介入時では長谷川式簡易知能評価スケールは28点、Functional independence measure (以下:FIM)では運動項目81/91点、減点項目 階段3点、歩行5点、整容6点、清拭・入浴5点、歩行5点、移乗6点であった。また認知項目は33/35点 問題解決6点、記憶6点 共に修正自立の状態であり身体能力や認知面も比較的に保たれているものの1日の大半はテレビなどを鑑賞して臥床するなど屋内で過ごしていた。
【結果】
まず1日における臥床時間を減らす試みとして1日2回、午前、午後2回にわたり各60分間集団レクリエーションの場を提供した。この中では他患と会話し協力しながら行うプログラムなど、複数人の患者と接点を持つ内容となるよう配慮して行なった。併せて座位で行なう運動の中でもより活動的になるよう合唱やストレッチなどを取り入れた。
【結論】
単調な入院生活内では他者とのコミュニケーションをとる機会も少なく、どうしても座位行動は長くなってしまう。入院生活中の更なる廃用を予防する意味でも座位行動の時間は出来る限り短縮させる事は重要と考える。今回レクリエーションという場を提供したことで座位時間は短縮したが、実施メニューのマンネリ化防止やリスク管理にも配慮していかなければならない。今回の経験を踏まえこれからも臨床において、いかに座位時間を短縮させられるのか、いかに座位でも活動的に過ごすことが出来るのかを考えていくつもりである。
倫理的配慮:
【倫理的配慮】
なお、発表を行うにあたりご本人(ご家族)に口頭にて確認をし、症例発表以外では使用をしないこと。それにより不利益を被ることはないことを説明し、回答をもって同意を得たこととした。
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