講演情報
[P-5-6]当施設地域で居宅介護支援に従事する介護支援専門員に対する糖尿病食の提供についてのアンケート調査
*澤村 一豊1、清川 新一1、矢野 真子1、江崎 由布子1 (1. 介護老人保健施設 山鹿リハビリセンター 通所リハビリテーション)
キーワード:
通所リハビリテーション、糖尿病食の提供、必要性
【目的】通所リハビリテーション(以下通リハ)の役割として、利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるよう、利用者が通リハに通い、食事や入浴などの日常生活上の支援や生活機能向上の為の機能訓練や口腔機能向上サービスなどを日帰りで提供するとしている。近年、リハビリテーションでは、口腔・栄養の重要性が示されている。当通リハでは、病状や嚥下機能にあった食事の提供を強化している。高齢者糖尿病は低栄養になり易く、感染症、転倒、骨折、フレイル、認知症を発症するリスクを高め、高齢者糖尿病の血糖管理は合併症の発症や進行抑制に有効であり、糖尿病治療の三本柱の一つ、食事療法は運動療法を行う上でも重要である。介護現場における糖尿病に対する知識や取り組みの現状を把握することを目的に、居宅介護支援に従事する介護支援専門員(以下CM)を対象にアンケート調査を行った。【方法】対象は協力が得られた山鹿地区のCM30名。アンケート専用webサイトGoogleフォーム上で回答を回収した。【倫理的配慮】本研究は、介護現場におけるCMの糖尿病に対する知識や取り組みの現状把握を目的としており、回答者に対する倫理的配慮として、参加は自由意思であり、アンケートは無記名で実施し、個人情報を保護した上で回答内容を公表することについて了承を得ている。【結果】利用者の病状の把握は100%、糖尿病の知識については,90%の方が知識はあるとの回答であった。糖尿病治療についての重要性については、食事・運動・薬物療法の重要度がいずれも高い結果であった。食事療法を行う上で難しいと思う事は、病状の理解やカロリーについて食事習慣の是正が難しいとの回答が多かった。自宅で食事療法をされていると認識されている方は80%、本人家族が糖尿病食の提供を望まない場合の対応については、医師や管理栄養士への相談が一番多く、次に本人・家族の意志を尊重する。必要性をその都度説明する回答があった。糖尿病食の提供は96.7%の方が重要であるとの結果であった。【結論】CMの糖尿病について食事療法の重要性が高い認識がわかった。食事療法を行うことの困難さとして、知識不足や調理方法が挙げられ、専門性のある医師や管理栄養士への相談が挙げられた。
倫理的配慮:
参加は自由意志でアンケートは無記名で実施。個人情報を保護した上で回答なようを公表することについて了承を得ている。
倫理的配慮:
参加は自由意志でアンケートは無記名で実施。個人情報を保護した上で回答なようを公表することについて了承を得ている。
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