第31回画像センシングシンポジウム

技術動向解説セッション

国際的な研究フィールドでアクティブに活躍されている若手トップ研究者をお招きし、世界最先端の技術研究動向をまとめて一挙に解説いただきます。

 


SS1
レンズレスカメラ
 
5/29 (木)

講師:中村 友哉 氏
(大阪大学)

略歴:1987年生まれ。2015年大阪大学大学院情報科学研究科博士後期課程修了。博士(情報科学)。同年より、東京工業大学大学院総合理工学研究科(翌年に工学院に改称)助教。2016年より2020年までJSTさきがけ研究者を兼任。2020年より現在、大阪大学産業科学研究所准教授。専門分野は情報光学、コンピュテーショナルイメージング、及びホログラフィ。

 

概要:符号化撮像及び画像再構成処理に基づくレンズレスイメージング技術は、撮像光学系における焦点距離と撮像素子面積のスケーリング則を原理的に解決し、カメラハードウェアの革新的薄型化を実現する。さらに、符号化の設計自由度を駆使することで、被写界深度の拡大や撮像の三次元化など、従来のカメラを超える性能・機能をも実現できる。本講演では、このようなレンズレスカメラの技術を説明するとともに、研究動向や今後の展望を述べる。

 

こんな方におすすめ
  • 情報科学を援用した新しいイメージング技術に興味がある方
  • 光学分野と情報分野の融合領域の開拓を目指しておられる方


SS2
横浜DeNAベイスターズの躍進を支えたAIプロダクト
5/29 (木)

講師:大西 克典 氏
(株式会社ディー・エヌ・エー)

略歴:2017年 東京大学大学院 情報理工学系研究科 知能機械情報学専攻 修士課程修了。同年より株式会社ディー・エヌ・エーにて横浜DeNAベイスターズのチーム強化にAIを活用するプロジェクトを立ち上げ、現在はプロダクトマネージャーとして開発チームをリード。

 

概要:2024年のSMBC日本シリーズを26年ぶりに制した横浜DeNAベイスターズ。その躍進の裏側にあったAIプロダクトを本講演で紹介します。どのようなAIプロダクトがプロ野球の現場に活用されているのか、どういったAI技術がプロダクトに活用されているのか、そしてスポーツの現場で単に使われるだけでなく実際のユーザーにとっての価値に繋げていくにはどういった工夫が必要かなどを解説します。

 

こんな方におすすめ
  • AI技術のスポーツへの応用事例を知りたい方
  • プロダクトにどのようなAI技術が活きるのか興味ある方
  • AIの実応用の成功事例を知りたい方