講演情報
[P16-08]小笠原硫黄島における断層近傍での表層地盤のS波速度構造の推定
*村越 匠1、岡 汰空也1 (1. 防衛大学校)
小笠原硫黄島は活動的な火山で、連続的な隆起活動とそれに伴う多数の地震が発生している。小笠原硫黄島には多数の断層があり、島の西側や北東部などに断層があることが報告されている。村越・他(2024、JpGU)では、小笠原硫黄島の北東部にある断層に直交する測線で2m間隔の常時微動観測を行い、H/Vスペクトル比の測線方向のヒートマップおよび異方性強度を解析した。解析の結果、断層の位置に対応するようなH/Vスペクトル比の空間パターンの変化が検出でき、H/Vスペクトル比の方位依存性が断層の位置で認められた。本研究では、断層の形状や深さに関して継続して解析を進めることを目的として、その断層近傍での表層地盤のS波速度構造を推定するため常時微動アレイ探査を実施した。常時微動のアレイ観測は,4台の地震計を同時に利用するアレイ観測を断層を直交する測線に沿った4地点で実施した。各地点のアレイ半径は1mから10mとした。観測にはJU410(白山工業)を利用して3成分の微動の波形を収集した。解析については、SPAC法を用いて位相速度を求めてから、1次元速度構造を仮定したインバージョンにより表層地盤のS波速度構造を推定した。本発表では解析から得られた断層近傍での表層地盤のS波速度構造の特徴について報告を行う。
小笠原硫黄島での観測全般に関して海上自衛隊厚木航空基地隊硫黄島支援班および硫黄島基地気象班に支援していただきました。H/Vスペクトル比の解析にはBIDO (https://staff.aist.go.jp/ikuo-chou) を使用しました.記して感謝致します。
小笠原硫黄島での観測全般に関して海上自衛隊厚木航空基地隊硫黄島支援班および硫黄島基地気象班に支援していただきました。H/Vスペクトル比の解析にはBIDO (https://staff.aist.go.jp/ikuo-chou) を使用しました.記して感謝致します。
